本文へスキップ

埼玉県南(川口市、戸田市、蕨市、さいたま市)のがんの治療&在宅ケアマップ

TEL.048-837-3561

【お問い合せ時間】月〜金 10:00〜14:00
(※土日祝・祭日等を除く)

この『マップ』をみていただく皆様へ

この『マップ』を見ていただく皆様へ

 この『マップ』に掲載されている情報は、@「アンケート」にお答いただいた医療機関の情報と、Aまだ回答は届いていないが「埼玉県医療機能情報提供システム」など公開されている医療機関の情報にもとづいて、患者・家族に役立てる視点で掲載した二つがあります。
そのため、今後も「アンケート」が戻ったり、実際に治療や看護、介護を経験された皆様から新しい情報が提供された場合には、絶えず最新の情報に書き換えていきます。
この『マップ』は、埼玉県が進めている県民への医療情報提供を補完・豊富化するものですので、「埼玉県医療機能情報提供システム」もあわせてご覧ください。
また、この『マップ』を手にとっていただいた時と実際に活用する時のタイムラグで、医療機関等の患者受け入れ状況も変わりますので、実際に利用される場合は、当該の医療機関や訪問看護ステーションに直接電話してご確認ください。


がんとの闘いは「情報戦」です

 私たち日本人は、今、「2人に一人ががんになり」「3人に一人ががんで亡くなる」時代を生きています。
 これは、高い確率で家族の誰かが「がんになる」ということであり、また「がんはよくある病気」だということです。
 病院の検査で、早期発見されるがんができるまでには10年〜20年はかかっているわけですから、1週間や2週間慌てても仕方がないのです。一呼吸入れ心を落ち着かせて、今後の治療や生活の在り方について、しっかり考えることが大切です。
 そして、がんとの闘いは「情報戦」と言われています。
 がんの診断に始まって、治療法の選択、医師や医療機関の決定、そして実際の手術や放射線治療、化学療法(抗がん剤治療)、緩和ケア、終末期の治療・療養の在り方等々、正確な情報を知ることが、その後の治療や療養生活、そしてご自分の生き方を決める上で、大きな力になります。


セカンドオピニオンを受けましょう

 セカンドオピニオンとは、現在の自分の病状や治療方針について他の医師の意見を求めることをいいます。
 医師は、自分がもっとも良いと思う方針を勧めます。しかし別の立場の医師からも意見を聞けば、診断内容や治療法について具体的な比較ができ、より適した治療法を選択することもできます。
 今、多くの病院が、セカンドオピニオンを積極的に勧めるようになっていますので、主治医に「セカンドオピニオンを受けたい」と言って、紹介状と必要な資料(画像フィルム・検査データ等)をもらって、セカンドオピニオンを受けましょう。
 自分の命に関わる重大な問題ですので、サードオピニオン(第3の意見)も受けてよいと思います。


闘病記を読みましょう

 がんの患者・家族は、がんと診断された時、そして治療など様々な場面で、つらさやストレスを感じます。そのような時に、同じがんの経験者が書いた「闘病記」を読むと、その後の治療や療養生活で、大きな支えになる例も少なくありません。
 がんは100人100色で、一人ひとり決して同じではありませんが、同じがんの患者さんやご家族が書いた「闘病記」を3冊ほど読むと、治療法だけでなく、暮らしの変化や心の動きなど、がんになったことによって生じる生活上の諸課題のアウトライン(あらすじ)が分かります。
患者本人が書いた「闘病記」、一緒に闘病生活を支えた家族が書いた「闘病記」・・・「からだの異常」から「診断」、「治療」や「闘病中の生活」「ターミナル」そして「不安や恐怖など心の揺れ」まで記された1冊1冊が、あなたにとっての情報の宝庫です。

◆参考になる本
  • 『闘病記専門書店の店主が、がんになって考えたこと』
      産経新聞出版(2012年9月)1300円+税  
  • 闘病記のデータ(パラメディカ店主・星野史雄さん選)  

病院と在宅の特徴

 病院でしか出来ないのは、@検査とA手術、そしてB放射線治療です。また化学療法(抗がん剤)も、通院での治療が主流です。
 一方、緩和ケアやホスピスケアなどは、医療技術の発達で、在宅でも病院と同じようにできるようになっています。
 積極的な治療を行う場合は病院となりますが、その病院も得意分野や技術水準は様々ですので、しっかり情報を得たうえで決めることが大切です。
 末期がんの場合は、病院よりもホスピスが良いのですが、在宅療養がベストと言われています。
 疼痛(痛み)には、@身体的、A精神的、B社会的、Cスピリチュアルペインの四つがありますが、自由な空間であり癒しの場である自宅では、B社会的疼痛は起こりにくく、Cスピリチュアルペインはまず起こりません。そして身体的疼痛についても、病院で受ける以上の緩和ケアが自宅でも期待できるようになっています。

 どちらを選ぶかは、双方の利点と欠点をよく理解した上で決断するのがよいと思います。

  • @身体的疼痛=痛みその他の身体症状、日常生活動作の支障
    A精神的疼痛=不安、いらだち、孤独感、恐れ、うつ状態、怒り
    B社会的疼痛=仕事上の問題、経済上味への問い、価値体系の変化、苦しみの意味、
           罪の意識、死の恐怖、神の存在への追求、死生観に対する悩み  

2人主治医態勢がベスト

 病院で抗がん剤などの治療してもらっているお医者さんと、地域で在宅緩和ケア・ホスピスケアをしてくれるお医者さんの、2人主治医の態勢をとることができれば、ベストかもしれません。
 内服薬や点滴の抗がん剤を長期にわたって使う場合、抗がん剤治療を担当する主治医と在宅ケアを担当する主治医の連携が不可欠で、この2人主治医態勢のメリットは、在宅で抗がん剤治療ができることと、そのまま在宅緩和ケアに切り替える事態になったとしても、主治医の連携がスムースにできることです。


告知と自らの生き方の決め方

 告知されてもされなくても、がんは進行します。現在、医療機関では、後でトラブルが生じないようにがんを告知することが主流になってきています。
告知には、

  • @ 初めてがんになった患者さんに、治ることを前提に語られる告知
    A 治療しても効果が思うように得られなかった
      (腫瘍マーカー値が上がっている、など) ことを了解してもらう告知
    B 再発したことを伝える告知
      (a積極的な治療“手術”ができる場合)(b積極的な治療“手術”ができない場合)
    C 末期であることを納得してもらう告知  

  があります。
 医療現場では、告知することが一般的になっていますが、医師の説明の仕方は人によって様々です。
 治療で根治が可能かを聞くことは勇気がいりますが、これは患者それぞれの死生観にも関わる問題でもあり、自分に起っている現実を知り、受け止めることが、その後の人生を大切に生きる道につながることも多いようです。


緩和ケア、ホスピスケア

 末期がんなど、治癒困難な患者と家族を対象とする、身体・精神両面の終末期ケア。痛みや苦しみを和らげるもので、緩和ケアと称されることもあります。
 延命治療が中心ではなく、苦痛と死に対する恐怖の緩和を重視し、自由と尊厳が保障された生活の中で死を迎えられるように援助するもので、医師や看護師だけでなく、ソーシャルワーカーや心理職、宗教家、ボランティアなどによるチームで取り組まれます。
 こうした在宅での緩和ケアに、命や看取りの哲学であるホスピスケアの理念や死生観を加えたものが、在宅ホスピス緩和ケアと言われます。

がん診療連携拠点病院および地域中核病院

  • 都道府県がん診療連携拠点病院
  •  埼玉県におけるがん医療の中核的な拠点病院であり、各地域がん診療連携拠点病院の人材育成や情報提供、診療支援などを行う機能を有しています。 
     各都道府県に概ね1か所ずつ指定されるもので、埼玉県は「埼玉県立がんセンター」です。

    ※『マップ』対象地域は、交通の便からして東京にある病院にする方が良い場合があります。
     また、がんに特化しているため、がん以外にも大きな持病も持っている患者の場合、
     その治療が出来ないこともあります。
  • 地域がん診療連携拠点病院(国指定)
  •  全国どこでも、「質の高いがん医療」を提供することを目指して、各都道府県による推薦をもとに、厚生労働大臣が指定した病院です。がんに関する医療や設備、情報提供、他の医療機関との連携などについて、国が定めた基準を満たしているもので、4年ごとに指定が変更されます。
     『マップ』対象地域では、川口市立医療センター埼玉県済生会川口総合病院さいたま市立病院です。
  • がん診療指定病院(県指定)
  •  埼玉県は、人口が多く、がん医療に対する需要も大きいため、優れたがん医療機能を備えた医療機関を整備していくことが必要なため、国指定のがん診療連携拠点病院と同等の質の高い医療機能を有する医療機関を、県独自の「がん診療指定病院」として指定しています。
    『マップ』対象地域では、戸田中央総合病院です。
  • 地域中核病院

 がんの診療連携拠点病院としての指定はまだ受けていませんが、埼玉協同病院も地域の中核病院として、新たに緩和ケア病棟を設置するなど、がんの診療体制を充実させています。

在宅療養支援診療所と一般病院

  •  在宅療養支援診療所とは、在宅医療を主に担う開業医などです。主な指定基準は次のとおりです。

    • 24時間連絡を受ける保険医または看護職員をあらかじめ決めて、その連絡先を文書で患者や家族に提供していること
    • 他の保険医などとの連携により、患者・家族の求めに応じて24時間往診が可能な体制を確保し、往診担当医の氏名、担当日などを文書により患者・家族に提供していること
    • 看護職員との連携により、患者・家族の求めに応じて、保険医の指示に基づいて、24時間訪問看護の提供が可能な体制を確保し、訪問看護の担当者の氏名、担当日などを文書により患者・家族に提供していること
    • 定期的に在宅看取り数などを地方社会保険事務局長に報告していること

 
 一般の病院にも、在宅療養支援診療所などをバックアップして、在宅で暮らすがん患者が入院を希望した場合などの受け入れを行っている所もあります。また、在宅療養支援病院の指定を受けて、24時間365日体制で往診や訪問看護を行う病院もできてきています。
 『マップ』対象地域では、寿康会病院(川口市)、公平病院(戸田市)と共済病院(さいたま市緑区)が在宅療養支援病院です。

訪問看護ステーション

 訪問看護ステーションは、専門の看護師等が患者の家庭を訪問し、病状や療養生活を看護の専門家の目で見守り、適切な判断に基づいたケアとアドバイスで、24時間365日対応し、在宅での療養生活が送れるように支援してくれます。また、医師や関係機関と連携をとり、さまざまな在宅ケアサービスの使い方を提案します。
 訪問看護は医療保険、介護保険のどちらでサービスを受ける場合もかかりつけ医の指示書が必要となります。

地域包括支援センター

 地域包括支援センター(さいたま市はシニアサポートセンターに名称を変更)は、介護や福祉、医療等に関する相談を受け付けています。各センターでは、専門知識を持ったスタッフが連携し、他の機関と協力して問題解決に向けて支援を行います。
 40歳以上で末期がんの場合は、介護保険も利用できます。自宅で暮らす上では、介護保険の生活援助などのサポートが必要になりますので、そのことを想定して早めに相談しましょう。

informationお知らせ


事務局がんの治療&在宅ケアマップ創り

〒336-0022
さいたま市南区白幡5-12-25
コアロード武蔵浦和201
(このまちで暮らす会 内)
・TEL 048-837-3561
 【お問い合せ時間】
  月〜金 10:00〜14:00
 (※祝・祭日等を除く)
・FAX 048-837-3561

  • このマップは
    [独立行政法人福祉医療機構
    社会福祉振興助成事業]
    で作成されました。